海外や国内に複数の拠点をもつ会社に就職する場合は配属先がとても気になると思います。
入社面接に合格して配属先が決まるまで、どの地域で働くことになるのか、どの部署に配属されるかドキドキですね。
面接のときに伝えた希望が通っていればハッピーだし、希望がかなわなかたらちょっと残念な気分になるかもしれません。
どうしたら希望が通りやすいか・・・
正解はないですが努力する方法はあります。
面接で希望をしっかりと伝える
基本中の基本ですが、面接時に希望を聞かれた場合は、明確に伝えた方がよいです。
東京がよい、大阪がよい、アジアがよい、事業部、技術、営業などできるだけ明確に伝えた方が齟齬が生じずにすみます。
ただ、希望を強く伝えるということは諸刃の剣でもあります。主張しすぎた結果、希望と受入れがマッチしなかったり、偏屈な人と判断されて、入社の機会を逃すことだってあります。
面接者の顔色を見ながら、〇〇がよいです、と言いながらも、妥協できるる範囲で「〇〇がよいですが、それほどこだわっているわけではありません。どこに配属しても精一杯やります」などと言えればベストです。
希望を伝えずに「どこでもよいです」と言うと、その年最も不人気な地域や部署に配属されてしまいますよ。要注意。
配属先の決まり方
会社は、その年の方針に従ってどの部署に何人配属させるかをあらかじめ決めておいて、合格者の希望や適性に照らし合わしながら配属先を検討します。
昨年、あの部署は退職者が2人でたので補充が必要だとか、九州のビジネス強化のために福岡配属が必要だ、とかです。
空いているポジションがあって、そこに人を配置しているだけなので、たまたま運が良かったり、そうでなかったりはあります。
希望を伝えることは大事ですが、その通りになるとは限らないことを理解しましょう。
入社後の定期的な面談で希望を伝えよ
多くの会社は、入社後の面談で異動の希望調査を行いますので、自分の希望があれば、面談機会を通じて、将来異動したいことを伝えることできます。
すくなくとも年に一度は正式な面談機会があるでしょうし、私が所属するところでは、月一度くらいはメンバとのコミュニケーションをとる機会を設定しています。
また、上司との接触機会が少ない場合は、信頼できる先輩社員に希望を伝えておくと、その人を通じてあたなの希望が上司につたわり、考慮されることもあります。
上司の方も、面談では把握できない部下の本音を知りたがっていますので、第三者を通じて漏れてくる情報には敏感に反応します。
社員の希望を確認しながら、適材適所を模索していますので、希望を伝え続けていれば意外と叶うことが多いです。
まとめ
採用面接時には希望をしっかりと伝えましょう。
そのうえで、入社時に希望通りでなかったとしても、数年かけて希望部署への配属を主張し続けるのがよいと思います。
最初は馴染めなくても、与えられた環境に挑戦する気持ちをもって取り組めばだんだんと楽しくなってくることもあります。自分が想定していなかったスキルを学ぶチャンスととらえることで前向きな気持ちになって、その道でキャリアを積む人も多いです。
自分のキャリアプランを決めつけず、その時の状況に応じて修正ができると柔軟で強い人材になることができると思います。
もちろん、初志貫徹で希望を主張し続けるのもアリです。
どれが正解というわけでもないので、自分の悔いの残らないようにするのが一番だと思います。